なぜ歯ぎしり・食いしばりをするのか?
<歯ぎしり・食いしばりをしてしまうメカニズム>
実は、人間はストレスがあると嚙み締めをすることによって、ドーパミンやβエンドルフィンという脳内麻薬物質を分泌することが知られています。
これは、文字通り麻薬のような物質なので、多幸感を導き出します。これによって、ストレスを回避しているのです。
同時に、βエンドルフィンは免疫力を増大させますので、風邪などの感染症でも、人間は歯ぎしり・食いしばりをすることによって免疫力を増大し、早く病気を治そうとします。
しかしながら、βエンドルフィンにも欠点があります。脳内麻薬というだけあって、依存性があるからです。
また、歯ぎしりに関しては運動不足を解消するためのひとつの生理的行動であり、臓器に不調がある場合にも、この肉体的なストレスが原因で歯ぎしり・食いしばりが悪化します。