なぜ歯周病が良くならないのか⁉
術者主導の処置に頼ることはせず、生活習慣改善によるセルフケアで歯周病は改善します。
歯周病が良くならない人(重度歯周病患者)にみられる特徴
①糖質を好む
砂糖の過剰摂取 炭水化物中心の食事
②交感神経が常に優位にある
習慣的な食いしばりがある
③酸性体質である
肉中心の食事、加工食品の常食
④呼吸が浅い
体内が常に酸欠状態、つまり運動不足
⑤低体温である
体温が35℃台と低い状態にある。
歯周病は食生活の乱れや交感神経の過緊張により免疫力が著しく低下したことによって悪化します。
交感神経の過緊張
交感神経の緊張により、血流障害に加えて顆粒球が増加するため身体がつねに炎症状態となり歯周病が悪化します。唾液分泌が低下するため自浄作用が機能せず、口臭も発生し歯周病が改善しません。
また、「顎関節症」も交感神経が優位の状態を引き起こすため歯周病が悪化する要因のひとつです。これは顎関節症の原因が習慣的な歯ぎしり・食いしばりにあるためです。
食生活の乱れ
・砂糖の過剰摂取 炭水化物中心の食事
多糖類(炭水化物)は唾液中のアミラーゼにより単糖類に分解されるため砂糖同様に細菌の餌となり、歯面にプラークが多量に付着する。
血液が酸性になり、白血球(好中球・単球・リンパ球)の機能が低下し感染症にかかりやすくなる。
・カルシウム(乳製品)の過剰摂取
→異所性石灰化により歯石が多量に付着するようになる。
・マグネシウムの不足
→カルシウムや有害重金属の排泄がうまくいかない。
・塩分の過剰摂取
→ミネラルバランス(ナトリウムの過剰、カリウムの不足)が崩れる。
・肉中心の食事、アルコールの多飲
砂糖同様に酸性体質となる。
唾液や血液が酸性となるため活性酸素を打ち消す能力が低くなり、自然治癒力が低い状態(免疫力が低い)を招く。
・加工食品(食品添加物や代用甘味料など)の常食
酸化した質の悪い油や添加物である化学物質を排泄するために体内のミネラルを多量に消費するため、ミネラル不足となる。
・過食
胃腸への負担過重、細胞のオートファジーが働かない。